歴史研究者は日々自分の研究主題に沿って数多くの資料を収集し整理し分析しています。そうした成果は、研究書や論文などの形で世に出されますが、そこに登場する資料は収集した全資料の一部分に過ぎません。また資料目録を公開していても、それが紙媒体であればアクセスが困難であったり、Web公開されていてもPDFファイルなどのままであれば検索作業が非効率であったりします。

「境界地域史研究資料統合活用計画」は、そうした研究者ひとりひとりが蓄積している資料目録や資料自体の公開や共有を試みる活動です。

DBの作成には「Myデータベース」(京都大学東南アジア地域研究研究所CIRAS)を用いており、シンプルではありますが、専門業者を通さずに研究者自身がDBを作成し公開することが可能です。本計画はBlogを書くように研究者が直接DBを発信していく試みでもあります。なお、本計画では当面は代表者が作成と公開を担当いたします。

「境界地域」とは、前近代においては各国家の周縁にあり帰属や服属が曖昧だったり複数化していた地域であり、近現代においては大国間の境界に接していたり境界変動の現場となった地域を本計画では指します。この計画の成果が研究地域や集団、分野を越えた比較・相関(連関)研究の進展にも貢献していければと願います。

扱いに注意を要したり、公開に制約がある資料については、「境界地域史研究資料統合活用計画推進協議会」の会員のみに公開を限定する予定です。

現在公開中のDB(データベース)は以下の通りです。

サハリン/樺太史研究DB
<第1期公開:2018年7月2日 一般公開>
・樺太地理情報DB http://app.cias.kyoto-u.ac.jp/infolib/meta_pub/G0000311karafutoMAP2
・樺太日日新聞DB農業編 http://app.cias.kyoto-u.ac.jp/infolib/meta_pub/G0000311kbnc1001AGRI
・樺太日日新聞DBアイヌ犬橇編 http://app.cias.kyoto-u.ac.jp/infolib/meta_pub/G0000311kbnc1002SLED
・樺太日日新聞DB漁業編 http://app.cias.kyoto-u.ac.jp/infolib/meta_pub/G0000311kbnc1003FISH
・樺太日日新聞DB観光編 http://app.cias.kyoto-u.ac.jp/infolib/meta_pub/G0000311kbnc1004SIGH
・樺太日日新聞DB中川小十郎巡視編
http://app.cias.kyoto-u.ac.jp/infolib/meta_pub/G0000311kbnc1005NKGW

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