2016年度の研究生活上の大きな出来事は、ひとつは大学での講義の機会を得たこと、もうひとつは外務省の樺太日本人墓地等調査を請け負ったことと言えるかと思います。

講義は自分の研究の意義を見直す良いきっかけになりましたし、外務省の調査はサハリン各地を巡ることができたほか、自分の直接の関心ではない調査を行なうことで多くの発見がありました。

ただし、今年度はこのふたつに多くの時間が割かれたのも確かです。

執筆方面では、原稿は提出しているもののなかなか刊行されない年度またぎの原稿がふたつようやく刊行され(正確にはひとつはまだ印刷所らしいですが)、年度またぎだけども順調に刊行されたコラムも1篇ありましt。

書評が2本刊行され、今月も3本の書評を提出しました。来年度に刊行される見込みです。

KNOWs2015の報告書も刊行され、2016年度の業績リストの大半は、この報告書の執筆物や翻訳で占められています。

頼まれ仕事の書評などに多くの時間を割き、自分で投稿する学会誌論文の業績が無いことはなんとも恥ずかしい限りですが、新年度はたまっている原稿の素をどんどん原稿にして、刊行していきたいと思っています。

研究に専念できるようにご協力くださっている職場のみなさまと家族に1年分の感謝を申し上げます。