Archive for 2018年1月

甲南女子大学マイグレーション・スタディーズ終講

本日で2017年度甲南女子大学マイグレーション・スタディーズは終了です。
15回にわたり熱心に講義に参加してくださりありがとうございました。

何度も繰り返しますが、本講義は人の移動と社会の多様性が増していく現代社会において「役に立つ」ものです。本講義がみなさんのこれからの人生に少しでも活かさることを願います

以下は、今回の講義で紹介したネット上の記事などです。

「憲法を知りたい 2008年「婚外子国籍確認訴訟」最高裁判決 国籍取得、事実婚の子にも」『毎日新聞』2017年10月5日
https://mainichi.jp/articles/20171005/ddm/013/040/019000c

「外国人実習生3年で22人労災死 国全体より高い比率」『日本経済新聞』2018年1月14日
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO25669590U8A110C1CR8000/

「世界人権宣言」日本国外務省Webサイト
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/udhr/1b_001.html

「児童の権利に関する条約」日本国外務省Webサイト
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/jido/zenbun.html

「女子差別撤廃条約」日本国内閣府男女共同参画局Webサイト
http://www.gender.go.jp/international/int_kaigi/int_teppai/joyaku.html

「難民の地位に関する条約」日本国法務省Webサイト
http://www.moj.go.jp/nyuukokukanri/kouhou/press_040227-1_040227-1-11.html

「ハーグ条約(国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約)」日本国外務省Webサイト
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/hague/

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京大丸の内セミナーと東大地域文化論II

2018年新年の最初の二つの大きな仕事はともに東京での仕事でした。

1月5日の東大地域文化論II第13回では、新学術領域「和解学の創成」市民運動班の活動の一環として、ソ連樺太侵攻に附随して発生した各種問題をめぐる市民運動についてお話をさせていただきました。質疑応答の時間が充分にとれなかったのですが、出席者に書いていただいた感想票では、最後に投げかけた「和解に正義は必要か?」という問いかけへの反響がありうれしかったのです。

1月12日の京大丸の内セミナーでは、サハリン島の近現代150年の概観についてお話をさせていただきました。ずいぶん量が多い話ではあったものの、まとめて観ることで初めて見えてくるものもあるのではないかと思います。以下、会場で配ったアンケートへの回答を集計したものです。

<渡航・居住経験>
A  サハリン・樺太に住んだ経験はありますか? 4%
B  サハリンへ行ったことはありますか?  8%
C  サハリンへ行ってみたいですか?  54%

<サハリン樺太史知識>
D 樺太千島交換条約を知っていましたか? 58%
E 日本領樺太の存在を知っていましたか? 69%
F 北樺太保障占領の存在を知っていましたか?  19%
G 樺太引揚者の存在を知っていましたか? 69%
H   サハリン残留日本人の存在を知っていましたか? 50%
I     サハリン残留朝鮮人の存在を知っていましたか? 42%

<職業など>
J 学生 4%
K 教育関係(大学教員除く)  13%
L 研究者  4%
M そのほか 79%

<年齢層>
N 0~29歳  0%
M 30~69歳  68%
O 70歳以上~ 32%

<居住地>
P 関東一都六県在住 94%
Q それ以外に在住  6%

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

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「ソ連樺太千島侵攻による戦災・引揚げ・残留と和解」
 東京大学教養学部2017年度後期開講科目地域文化論II(責任教員:外村大)連続講義「アジアの紛争と和解」第13回、東京大学駒場キャンパス、2018年1月5日

「サハリン・樺太から見る東アジアの150年:国境と国民の時代の境界地域」
京都大学研究連携基盤京都大学丸の内セミナー第90回、京都大学東京オフィス、2018年1月12日
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マイグレーション・スタディーズ 復習(1/12)と予習(1/19)

甲南女子大学2017年度後期開講科目「マイグレーション・スタディーズ」の予習情報です。Web上で見ることのできる関連サイトを以下に挙げておきますので、目を通しておいてください。

<復習(第14回1/12分>
今回は在日外国人としての在日フィリピン人、ベトナム人、ブラジル人についてお話しました。講義でとりあげた下記の記事やHPのうち関心を持ったものだけでもいいので目を通して、現代日本の外国人・移民問題についての基礎知識をより深めてください。

『京都地域外国人コミュニティ基礎調査報告書  ホンネを聞かせて! あなたと仲間のキョウトぐらし』公益財団法人京都市国際交流協会、2013年。
http://www.clair.or.jp/j/multiculture/docs/kyotocity_community.pdf

瀬戸徐映里奈「複層的な歴史のうえに暮らす多様な人々:被差別部落出身者、旧植民地出身者の語りを聞く」王柳蘭編著『声を繋ぎ、掘り起こす』京都大学地域研究統合情報センター、2016年、89-91頁。
https://www.cias.kyoto-u.ac.jp/files/pdf/publish/ciasdp66.pdf

<予習(第15回1/19分>
来週は最終回ですので、時間があればこれまでの講義の配布資料や自分のノートを見直しておいてください。

そのほか、今回の講義で紹介した書籍や記事は以下の通りです。

吉原和男編者代表『人の移動事典』丸善出版社、2013年。(本館1階講義関連図書 334.41/YOS//中山 大将)

佐々木てる編著『マルチ・エスニック・ジャパニーズ : ○○系日本人の変革力』明石書店、2016年。(本館2階西  334.4/SAS)

「過酷労働の悲劇! 外国人の技能実習生2万5千人が失踪 入管「深刻な問題」 過去10年間、平成26年は最多4800人」『産経WEST』2015年3月7日発信。
http://www.sankei.com/west/news/150307/wst1503070026-n1.html

「ベトナム人芸術家の「デリバリー・アート講座」 潮見台中」『小樽ジャーナル』2009年6月22日。
http://otaru-journal.com/2009/06/0622-5.php

それではまた来週。