同志社大学の王柳蘭先生の共同研究メンバーと同志社大学人文科学研究所の講演会を開かせていただき、私は下記の題でお話をさせていただきました。

論文「樺太日本人慰霊碑はなぜ建立できたのか」の論点を手短に紹介させていただきました。
講演会での発表や質疑応答は、後日ブックレットとして刊行される予定だそうです。

今回の講演会と質疑応答に参加しての改めての発見は、「故郷」という概念は必ずしも普遍的なものではなく、時代や地域によって意味する事柄は多様であったり、政治的構築性も帯びているのではないかということです。

このあたり今後の研究の中で注意して考えていきたいと思っております。

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「慰霊碑が語ること語らないこと:日ソ戦争が生み出した樺太住民の故郷喪失」
同志社大学人文科学研究所第106回公開講演会「越境者をめぐる<故郷>と<境界>:個の物語から考える」同志社大学良心館407室&オンライン、2023年07月08日。
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