Archive for 2016年2月

サハリン残留日本人問題を知りたい方へ

今月22日にNHK札幌でサハリン残留日本人に関する番組が放映されました。
私は未見なのですが、より詳しくお知りになりたい方へ下記の『樺太(サハリン)の残照』を再度紹介いたします。

サハリン残留日本人の帰国運動の中心を担ってきた3名の鼎談が中心で、巻末に私が寄せた解説文が掲載されております。この解説文を読むとサハリン残留日本人問題の経緯の概略がご理解いただけるのではないかと思います。

日本サハリン協会編『樺太(サハリン)の残照―戦後70年近藤タカちゃんの覚書』
頒布価:1,200円、総頁数:219頁、2015年8月1日。

なお、一般の書店では取り扱いをしておりませんので、ご所望の方は下記書店へお問い合わせください。

サッポロ堂書店さん(TEL 011-746-2940 FAX 011-746-2942)

そのほか、学会誌論文としては、以下の二つがあります。

「樺太移民社会の解体と変容―戦後サハリンをめぐる移動と運動から」
『移民研究年報』第18号、2012年3月31日、101-119頁。

「サハリン残留日本人の冷戦期帰国―「再開樺太引揚げ」における帰国者と残留者」
『移民研究年報』第20号、2014年3月31日、3-15頁。

『移民研究年報』をご所望の方は、下記へお問い合わせください。
現代史料出版さん(TEL 03-3590-5038 FAX 03-3590-5039)
 東出版さん(TEL 03-3590-5034 FAX 03-3590-5039) 
北海道立図書館でも両論文の閲覧が可能です。

商業出版図書としては以下の関連論文が各図書に掲載されております。

「二つの帝国、四つの祖国―樺太/サハリンと千島/クリル」
蘭信三編『アジア遊学145 帝国崩壊とひとの再移動』勉誠出版、2011年9月10日、201-215頁。

 「サハリン残留日本人―樺太・サハリンからみる東アジアの国民帝国と国民国家そして家族」
蘭信三編著『帝国以後の人の移動』勉誠出版、2013年11月20日、733-781頁。

一部の公共図書館や大学図書館で所蔵されているはずですが、ご購入希望の方は勉誠出版さんへお問い合わせください。

みなさまの理解に役立てば何よりです。

KNOWs2015 終了 みなさまへ御礼

すでに1週間が経ってしまいましたが、無事にKNOWs2015(2015 年度京都大学南京大学社会学人類学若手ワークショップ)が終了いたしました。

2011年から続ているこの京都大学と南京大学の若手の交流事業ですが、今回は「東アジア若手人文社会科学研究者ワークショップ」として、台湾からも参加者を招き、社会学・人類学中心だったのを哲学、文学、歴史学へも幅を広げ、さらなる若手人文社会科学研究者の交流の場を実現いたしました。

開催にあたってあらゆる面でご支援くださった京都大学文学研究科、人間・環境学研究科、南京大学の教員の皆様、また京都大学地域研究統合情報センターの支援室の皆様、翻訳・通訳としてご協力いただいた京大生の皆様、研修にご協力をいただいたあおぞら財団様、そしてご参加いただいた皆様にはお礼を申し上げます。

会場となった京都大学稲盛財団記念館には、「21世紀の新たな知の拠点を確立する」という思いが込められているそうですが、その思いに少しでも答えることができていればと思います。

本ワークショップの契機ともなったエラスムス計画の南京大学派遣から5年以上が経過し、ようやくここまでたどりつけました。

特に今回は、はじめて討論会も行い、21世紀を生きる研究者の課題について専門や分野を越えて論じ合うことができました。

充実したワークショップの内容はいずれ報告論文集として刊行される予定です。若手が数日間にわたり何を議論したのか、現場に立ち会えなかった皆様にもお伝えしたいと思います。

*なお、京大文学研究科のHPでもWSの報告文が掲載されております。(こちら

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「境界地域史研究の構想」
東アジア若手人文社会科学研究者ワークショップ(2015 年度京都大学南京大学社会学人類学若手ワークショップ)、京都大学稲盛財団記念会館、2016年2月3日。

「討論会 議題提起 学知と地域・国家・社会を考える」
東アジア若手人文社会科学研究者ワークショップ(2015 年度京都大学南京大学社会学人類学若手ワークショップ)、京都大学稲盛財団記念会館、2016年2月4日。

「討論会 補足:「地域」概念と高橋哲哉の議論について」
東アジア若手人文社会科学研究者ワークショップ(2015 年度京都大学南京大学社会学人類学若手ワークショップ)、京都大学稲盛財団記念会館、2016年2月4日。

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