韓国の「植民と冷戦研究会」のお招きで、樺太住民の歴史についての報告をさせていただきました。準備不足と発表下手のため、せっかくお招きいただいたのに充分にご期待に沿えなかったのではないかと反省しております。

ただ、自分自身としては韓国の言説空間の中で発言するという貴重な機会をいただきたいへん勉強になりました。

会の最後に報告者のひとりとして発言を求められた際に、言論や表現をめぐって〈自由〉よりも〈道徳〉が優先されつつある現状への危惧について言及しました。この件は、今回の会のテーマとは直接かかわるものではないものの、歴史研究者として最近気になっていることです。

私の研究が今回の場の趣旨に適っていたのかは、自分でも最後まで疑問でしたが、前述したように私にとっては今回の訪韓は貴重な経験となりました。

開催の準備と運営にあたってくださったみなさまに心より御礼申し上げます。

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中山大将「住民から見た日本領樺太の形成と解体」
国際フォーラム「2・8独立宣言100周年、日韓未来100年と南北協力のための政策提案フォーラム:日韓歴史葛藤の原点、植民地支配責任に対する考察」主催:植民と冷戦研究会、主管:2・8独立宣言100周年記念事業委員会、会場:大韓民国ソウル特別市東北アジア歴史財団、2019年10月19日。
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