1月5日の『釧路新聞』に拙著『国境は誰のためにある?:境界地域サハリン・樺太』(清水書院)の紹介記事を掲載していただきました。研究者の書いたものをこうして大きくとりあげていただけるのはたいへんありがたいことです。

大学の警備員さんから記事見ましたとよと言われたり、学生さんから家族に自慢しましたよと教えてもらったりすると、やはり新聞記事というのは、一般社会と研究の間を縮めてくれるものだと実感します。

地元紙ですので、他地域の方には読むのが難しいかと思いますが、出版社の清水書院さんが新聞社の了解のもと、記事画像をtwitterにアップしてくれていますので、ご関心のある方はご覧ください。

清水書院twitter
https://twitter.com/shimizushoinweb/status/1216888611305426944

また同社twitterの別tweet(2019年1月16日付)では、第162回直木賞受賞作・川越宗一『熱源』(文芸春秋、2019年)に出てくる登場人物の一部が拙著でも紹介されていることを書いてくれています。

同作をきっかけに小説・文学の題材としてのサハリン・樺太にとどまらず〈歴史(=人類の経験)〉としてのサハリン・樺太史へ関心を拡げてくれる方々が増えることを期待します。

また、拙著は、内容・分量的にも、また価格的にも、まずはサハリン・樺太の歴史の概要を知りたいという人には最適の本ではないかと思います。誠に勝手ながら、同じ関心・問題意識を同じ題材を基に、同作著者は文学という形で、私は歴史研究という形で追究しているのではないかと思っております(ちなみに、経歴を見る限り、年も近く同じ時期に京都で暮らしていたことがあるようです)。

なお、サハリン・樺太の先住民族にご関心を持たれた方には、とにかく拙著でも参照している田村将人さん(国立アイヌ民族博物館)の諸論文がおすすめです。ピウスツキについては、拙著と同じく昨年12月に沢田和彦先生の『ブロニスワフ・ピウスツキ伝』(成文社、2019年)が刊行されていますので、ご関心のある方はぜひ手を伸ばしてみてください。

その他、サハリン・樺太史に関する研究書は以下のサイトに(ほぼ)新しいものの順に整理されていますので、参考にしてください。

サハリン樺太史研究会Webサイト:http://sakhalinkarafutohistory.com/new.html

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伊東義晃「国境は何か考えて 釧路公立大講師・中山さん 高校「歴史総合」副読本を出版」
『釧路新聞』2020年1月5日、14面。
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