お誘いを受けてEAAA(East Asian Anthropological Association)で以下の報告を行ってきました。私は人類学者ではないのですが、インタビュー調査をしているということで報告の機会を与えていただけたようです。

タイトルにJapaneseも入っていますが、時間の関係で実際にはほとんどがサハリン韓人(戦前から樺太に居住していた朝鮮人)の話ばかりになってしまいました。本当は日本人の話もすることでより深みが出るはずだったのですが。。。

サハリン韓人と言うと、「強制連行」のイメージが強いかもしれませんが、その3分の1は強制連行とは無関係の人々で、お互いに文化資本(言語、教育水準)、社会資本(日本人との関係性)などに相違がありました。

簡潔に言うと、私の研究はサハリン韓人内の「親日派」に関する研究とも言えるでしょう。日本帝国、ソ連、そして韓国が彼らにはどのように見えたのか、それを論じた内容になっています。

フロアーからは、性差、階級差、「韓人」という概念など、自分も今後の課題と考えていることについての質問が出ました。

他の報告で印象的だったのは、”Chinese diaspora”についての疑義が呈されたことでした。私も同様のことを考えていたので、共感できる発言に出会えたことは励まされました。

報告自体の手応えもさることながら、タクシーなどで現地の人と中国語でコミュニケーションできる幅が増えたことも、自分の成長を感じられてうれしかったです。ただ、方言のせいでshi(十)とsi(四)が混同して聴こえ、よく支払の際に間違えました。。。

“Japanese and Koreans on Sakhalin Island: Border Changes and Ethnic Relationships,” Session B-1 Border-crossing and Ethnicity, East Asian Anthropological Association 2013 ‘Cultural Realms and Boundaries Crossing,’ Xiamen University, People’s Republic of China, November 15 2013.