Archive for 2012年5月

北大スラブ研究センターGCOEセミナーでデビュー戦。

去る5月18日、北海道大学スラブ研究センターのGCOEセミナーで以下の報告を行わせていただきました。私にとってはある意味で、北大スラ研での「デビュー戦」でした。

「日本帝国崩壊後の樺太植民地社会の変容解体過程」、北海道大学グローバルCOEプログラム「境界研究の拠点形成:スラブ・ユーラシアと世界」第17回ボーダースタディーズ・セミナー、北海道大学スラブ研究センター、2012年5月18日。

内容は簡潔に言うと、樺太からの引揚、残留、移住などといった「樺太の戦後」に関するもので、博士論文以降の私の研究の全体像を示すものでした。一般公開と言うことで、学外からいらしてくださった方もおり、中には、本当は用事があったので中座するつもりだったが、面白かったので最後まで残った、という方もいて嬉しい限りでした。

こうした場を設けてくださった岩下先生、ポスター作り、会場設営、司会などご尽力くださった藤森さん、井澗さんありがとうございました。

せっかく研究の拠点を北海道に移したので、今後もこうして一般公開の場で話すことで研究を社会に還元していくことができればと思います。

日本学術振興会特別研究員PDに採用!

2012年4月より日本学術振興会の特別研究員PDに採用され、北海道大学スラブ研究センターにて新しい研究生活を送っています。

採用されたのも自分自身の実力と言うよりは、今の研究状況における自身のポジション故であり、本当に周囲のみなさんのおかげだと思っています。

私個人でも、SPDの面接まで残り(不採用でしたが)、若手Aも通り(辞退せざる得ませんでしたが)と、樺太史研究も、竹野学さん(北海商科大学准教授)が常々おっしゃる10年前の研究状況とは隔世の感があるかと思います。   それもこれもすべては、この10年間にわたって樺太史研究を牽引し、多方面の分野と協働を模索し実現し続けた竹野さんと、その協働に応じてくださったみなさまによるものと思います。

後進として心より感謝しております。

スラ研の研究環境は本当にすばらしく、学振特別研究員の受け入れ機関としては最適な機関かと思います。学振特別研究員の知り合いの中には、受入機関側の受入体制が乏しく、結局自分の家が研究の拠点となっていて、受入先の若手とはほとんど交流がないという人も少なくありません。しかし、スラ研ではいろいろな形で、若手研究員が集っており、毎日が刺激的です。

スラ研に来てからまだ1カ月ですが、本当にここに来てよかったな、と思っています。

人生で最初の(そして最後の)研究に専念できる機会を得て、ようやく研究者としてスタートラインに立てたという気分です。少しでも自分が目指す研究者像に近づけるよう日々スラ研で修行したいと思います。