同志社大学で行われた国内植民地の比較史研究に関するシンポジウムで報告をさせていただきました。

私自身は、「国内植民地」という概念の導入には消極的ですので、自身が植民地史研究という枠組みから境界地域史研究という新しい枠組みへと移行しようとしているその背景についてお話させていただきました。また、境界地域の分類論の試論も展開させていただきました。若手研究者からすると冒険的な内容の報告でしたが、大英帝国史研究者を始めとしたみなさまから温かいお言葉をおかけいただき、大変励まされました。

10年間行ってきた樺太移民社会史研究をより広い観点から位置づけていくことに今後も挑戦して行きたいと思います。東アジアを、近現代史を、世界を、もう少し違う見方ができるのではないかと思っております。

「境界地域サハリン島:亜寒帯植民地樺太の移民社会形成解体史研究の位置と意義」
シンポジウム「国内植民地の比較史」、主催:科学研究費補助金基盤研究A(研究代表:宇山智彦)「比較植民地史:近代帝国の周縁地域・植民地統治と相互認識の比較研究」、共催:科学研究費補助金基盤研究A(研究代表:今西一)「帝国日本の移動と動員」、DOSC(同志社植民地主義研究会)、サハリン・樺太史研究会、同志社大学今出川キャンパス・弘風館、2015年2月21日。