2008年に結成されたサハリン樺太史研究会は今年で活動10周年を迎え記念シンポ「世界におけるサハリン樺太史研究」を開催しました。

ロシアと韓国からも研究者を招き、日本語圏、ロシア語圏、韓国語圏、英語圏、中国語圏でのそれぞれの研究動向についての報告がなされました。

一度、こういう企画をしてみてはとずっと思っていたので、実現してたいへんうれしいです。協力してくださったみなさま、ほんとうにありがとうございました。

また、シンポとは別に日韓ロの研究者で非公開の「日韓ロサハリン残留者資料検討会」もシンポの前後に2度開催、日韓ロの資料状況について情報交換をするとともに、今後の資料情報の共有などについての合意を築くことができました。

またその席で、サハリンで刊行されたロシア語訳樺太国勢調査(1920年)に私の名前が監修のような形で載せていただいていることを教えていただきました。編集過程でいろいろと質問に応対していたので、そのためのようです。

他に監修に名を連ねているのが、M.C.ヴィソコフ氏とM.I.イシェンコ氏という高名なサハリン史研究者であり、なおかつ、お二人は同研究会結成のきっかけとなった2008年の日ロ国際シンポジウムに私を含めた日本の研究者を招いてくれた方々でしたので、そのお二人と名前を並べることになるなんて、光栄の限りです。

シンポ後にある先輩研究者から「この10年は中山の10年だったね」と言われ、これも光栄の極みでした。私がここまで順調に樺太史研究者として歩んで来れたのも、この先輩をはじめとした研究会のみなさんのおかげです。

10年間ありがとございました。これからの10年間もよろしくお願いいたします。

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中国語圏におけるサハリン樺太史研究:庫頁島中国固有領土論・山丹貿易・日本帝国植民地」
サハリン樺太史研究会10周年シンポジウム「世界におけるサハリン樺太史研究」
サハリン樺太史研究会、科学研究費補助金基盤研究(A)「日ソ戦争および戦後の引揚・抑留に関する総合的研究」、学術研究助成基金助成金(挑戦的萌芽研究)「境界地域史への地域情報学活用:サハリン島ミクロ歴史情報データベースの構築と応用」、北海道大学、2018年12月1日。

「サハリン/樺太史研究DB(データベース)について:個人作成資料目録の統合と活用」
サハリン樺太史研究会10周年シンポジウム「世界におけるサハリン樺太史研究」
サハリン樺太史研究会、科学研究費補助金基盤研究(A)「日ソ戦争および戦後の引揚・抑留に関する総合的研究」、学術研究助成基金助成金(挑戦的萌芽研究)「境界地域史への地域情報学活用:サハリン島ミクロ歴史情報データベースの構築と応用」、北海道大学、2018年12月1日。

авт.-сост. А.А. Бычскова, Я.Е. Габриков, Ю.И. Дин, научые редакторы. М.С. Высоков, М.И. Ищенко, Т. Накаяма, ≪Перепись Населения Карафуто 1920 г.≫, Южно-Сахалинск: ОАО ≪Сахалинская областная типография≫, 20. 07. 2017.
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