今夏2度目の韓国で、国際学会報告をして参りました。
セッションを組んだ韓国の先生の一部が、国連関連のご用事などでご欠席となり大変残念でした。フルメンバーであれば、極めて意義深いセッションになったはずだったのですが。

ですが参加メンバーだけでも意義深い議論ができました。
用意された部屋も小さな部屋で、むしろ参加者間の距離も縮まり国際的勉強会の場を設けていただけたかのようで、こうした国際学会も有意義だなと思いました。

6月に参加したAsian Studies Conference Japanではヨーロッパ系の参加者が多く、日本人などアジア系参加者は少数であった印象でしたが、今回はヨーロッパ系の参加者が少数で、韓国系の方が多数であったほか、東南アジアや南アジアからの参加者の方も散見された印象でした。

自分自身は韓国社会研究者でも朝鮮民族研究者でもないので、各セッションでの様々な議論は勉強になりました。会場係の学生さんと思しきみなさんも親切丁寧で礼儀正しく感心しました。

みなさまありがとうございました。

ソウルでは短い時間ではあるものの大韓民国歴史博物館にも寄りました。思いのほか植民地期の展示はあっさりしていて、朝鮮戦争と民主化の比重が大きかったように思います。自分も研究の関心からどうしても植民地期に関心が集中してしまうのですが、歴史認識問題や現代韓国を考える上での朝鮮戦争と民主化に代表される戦後史の重要性を再認識しました。

戦後日本は「平和ボケ」などと揶揄されますが、「自由ボケ」とも言えるかもしれないと思った次第です。日本は戦後のアジアの中では最も平和と自由を享受できた国のひとつであり、それが当たり前のことではないということ、そして各国・各地域の戦後史を知ることの重要性を考えさせられました。

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“Between Koreans and Japanese in Sakhalin Island, a Borderland of East Asia,”
The World Congress for Korean Politics and Society 2015, Session1-6 ‘For Whom the Bell Tolls?’: Migration, Diaspora and Border Crossing Phenomena in East Asia, Chair: Naomi CHI, Hokkaido Univ, August 25, 2015, Hotel Hyundai, Gyeongju, Republic of Korea.
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