和歌山大学で行われた移民学会で自由論題報告を行って参りました。

これまでの私のサハリン残留日本人研究は、「サハリン残留日本人とは何者であったのか?」という視点からのものでした。
今回は、新たに「サハリン残留日本人とは“戦後日本”にとって何者であったのか?」という視点で報告いたしました。

なぜ冷戦期帰国時に韓人家族の日本入国も許可されたのか?
なぜ冷戦期帰国は1960年代以降停滞したのか?
なぜ引揚者団体ではなく新たな支援団体がポスト冷戦期帰国運動を担ったのか?

これらの問題に、外交史料館所蔵資料、国会会議録の文書資料、引揚者団体、支援団体関係者へのインタビュー調査から取り組んだ報告となりました。
質疑応答では多くの方から質問やコメントをいただき、どれも今後の課題と私が考えているものでした。
さらなら研究の深化をしていこうと思います。
聴きに来ていただいたみなさん、ありがとうございました。

ところで、会場校は和歌山大学だったのですが、会場係の学生さんたちの対応が丁寧でしっかりしており、心温まる楽しい学会となりました。
会場校の教員、職員、学生のみなさん、ありがとうございました。

「サハリン帰国者と日本:冷戦期・ポスト冷戦期における樺太残留邦人帰還問題」
日本移民学会第 24 回年次大会自由論題報告、 2014 年 6 月 29 日、和歌山大学

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